第44回 世界体操競技選手権大会「村上茉愛」 種目別ゆかで4位の大健闘!

初出場となった今回の世界選手権では、種目別の跳馬とゆかに出場しました。
跳馬の予選では最終的に12位で決勝進出にはならなかったが2種類の跳躍をしっかりまとめ、持つ力は十分に発揮できた結果でした。
注目のゆかは、女子予選1日目2班を終了し暫定首位。女子予選競技2日目の3班から5班の結果を待ち、最終成績は5位で見事予選通過を果たしました。

ちなみに今大会は、個人総合と種目別の世界選手権であったため、ゆかにエントリーした各出場国の選手総数は121名でした。
決勝進出はこの中から僅か8名です。

10月6日に行われた種目別決勝後半種目、村上茉愛は女子最終種目ゆかに出場しました。
世界選手権のこの種目の決勝進出は43年ぶりとのこと。
約半世紀ぶりの日本人の登場である。
満員の会場には約15000人の大観衆。
大歓声と拍手の中、入場。

第44回 世界体操競技選手権大会「村上茉愛」 種目別ゆかで4位の大健闘!

演技順は2番、村上は1本目のチュソビチナを封印。 理由は着地の安定性のリスクと着地姿勢での頭下がりによる実施減点が大きくなることを予想し、1本目のアクロバットを伸身2回宙返りで着地までまとめ、2本目に実施する最高難度Hのシリバスを完璧に実施することに集中した。
国内の大会でも4回ターンが3回ターンになってしまうことがあったことから4回ターンを確実に実施することも必須の課題であった。
そして最終タンブリングの3回ひねりで着地がまとまるかどうかがメダルへのカギであった。

演技が始まり、1本目の伸身2回宙返りはほぼ着地を止め、良い出来であった。そして2本目のシリバス。
課題であった頭下がりの着地を見事修正し着地もまとめ、会場は大歓声!

このあたりから会場には手拍子が鳴り響き大観衆の注目の中3本目のシリーズへ。
後方宙返り1回半ひねりからの前方伸身宙返り1回ひねりを完璧にまとめ、4回ターンに入る。
少し横にブレたがしっかりまとめた。
いよいよ最終タンブリングの3回ひねり。
少しショートして着地が前に1歩動いてしまった。
演技の出来栄えとしては非常に素晴らしかった。結果はD=6.2 E=8.266 で14.466。

予選とまったく同じ得点で最終順位は4位入賞。
3位銅メダルとの得点差は、僅か0.134でした。
金メダルを目標に頑張ってきた結果の4位。
悔しい思いはありますが、予選・決勝と大きなミスなく堂々と演技した村上選手は本当に素晴らしかった。

たくさんの方々に応援いただき、誠にありがとうございました。
世界のトップと同じ舞台で競技し、多くのことを見て、感じ、そして考える課題をいただいた今大会。
この経験を経て、今後さらに進化する村上選手をこれからも応援よろしくお願い致します。

村上茉愛のコメントは、近日公開!!
応援ありがとうございました。次は豊田国際かな

第44回 世界体操競技選手権大会「村上茉愛」 種目別ゆかで4位の大健闘!